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2023-10-07

秋の3人展 「かたちあそび」

10月の企画展のお知らせです

10/7土~10/17火 11:00~16:00

工房えらむ田中 雅子/ 南部 恭子/ 宇絲(ういと) による

秋の3人展 かたちあそび

この度は、

土と木と糸、布 染物織物。

そんな自然の恵み豊かに、

のびのびとおおらかにこしらえた

ユーモラスで味わい深いかたちと素材、色の魅力を

お届けしたいと思っております

個性あふれる3人の方の展示をさせていただきます。

木と織 工房えらむ 田中 雅子さん

工房えらむさんは、木の刳りものを手掛ける夫田中陽三さんと

染物、織物、木の刳りものを手掛ける妻雅子さんご夫婦です。

雅子さんはとても多彩な方で、

糸を草木で染め、その糸で布を織り

それでコースターや敷物、服やストールなどを作り

木を彫って、アクセサリーやうつわ、カトラリーなどを

なんでもご自身で拵えられてしまうすごい方。

このたびは、木の刳りものと、織物をいろいろと展示させていただきます

この針山は、木を彫り、手織りの布で 中にウールを詰めてできています

すべて手作りなのが すごいな・・と思います

木で彫ったブローチ 美しい形。

織物のシャトルを模したブローチがとても遊び心にあふれています

沢山やってきますので、ブログのほうでもご紹介しますね。

陶 南部 恭子さん 

南部さんのうつわは、

ご本人も、なんでこんなに時間のかかることやってるんだろう、と

笑っておっしゃるような、

複雑な模様とかたちが本当に魅力的なうつわ。

その、細やかな土の質感を残した手触りも、

ちょっと小さめで愛らしいかたちも

細かく分けられ、絶妙なバランスで描かれた模様も

内側や裏側の釉薬のぽってりつるんとして絶妙な色具合も

南部さんのうつわだなあ・・という唯一無二感が半端ない。

どこみても、南部さん、という感じです。

貴重な展示、どうぞお見逃しなく。

糸 宇絲(ういと) 

宇絲さんの装身具。

アクセサリーというより、装身具というほうがしっくりきます。

とても不思議なかたちと雰囲気をもっていて

ご本人も、海のいきもののような、そんなイメージをもって

心のままにできる形を作られているとお聞きしています。

私もイメージとしてうけるのは、

海の底、記憶の底に白く綺麗に風化した化石や

太古の人が身に着けていそうな、そんな、なんというか

祈りのものというか、心の根本にあるかたち?

そういった何か深い部分に響くような、そんな魅力を

表現しているような気がします

難しいことはさておき、

そのかたちはとても魅力的で、

草木で染められたその色は美しい。

糸は、自然な色の素朴なヘンプ(ざっくりした麻)のものと、

上の画像のような、木綿糸で染められた、鮮やかなもので

とても趣が違って面白い。

鮮やかな色も草木染。

自然の豊かな色を 楽しんでいただけたら嬉しいです

三者三様のそれぞれの個性と魅力、

どうぞお楽しみいただけますように。