秋の3人展 宇絲(ういと)
自然素材の糸を編み、草木で染め
作り上げる 不思議なかたちの装身具。
初めてお目にしたとき、
神秘的、というのか、
埴輪的(変な言葉ですが、埴輪や古墳、土偶など、
そういった時代の巫女がつけてそうだなあ、
祈りにつかわれそうだなあ)
そういう、珍しい魅力があるとおもいました
宇絲さんは、作品を生み出すときに
頭ではなく、手の赴くままに、作るときいて、
そうか、だから巫女的な、そんなかたちをこちらも感じるんだなと
妙に納得しました
モノづくりをするときに、
モチーフというものに、みんな囚われると思う
惹かれるモチーフ、
それはデザインの先駆者であったり、海外の素敵なモノであったり
日々のくらしのまわりにある、いけてるモチーフであったり
そこからみんな拾ってくるわけだから、
当然手仕事のモチーフというのは似たり寄ったりになってくる。
けれど、宇絲さんの形というのは、
その頭で考えた感がなくて、
無にしてみて出てきたものを形にしていて
もちろんそれが
うまくいくときも、行かないときもあるわけだけど、
その、プリミティブというか、
自然の細胞などの増殖に近いイメージというのか
なんとも、面白い作品であるな、と思うのです
草木染の美しさや、
糸選び、
この度は ヘンプ(ざっくり麻)と木綿のほっそい糸で
作品をつくってくださているのですが、
そこも、素敵だなあ・・・とおもいます
これも出来上がってから、ヒナギクみたいだな、
と雛菊というシリーズになったそうで、
まずモチーフありき、でなくて
出来上がってからモチーフを嵌めていく、
という作業が、まことに興味深い・・・
作詞先か、作曲先か、みたいな感じ?
そんな作る方のそれぞれの魅力と個性に
わくわくとしてしまいます。
なんだか、偏った文章になってすいません。
ブログのほうは、インスタより読む方が少ないなと思って、
個人的意見濃厚なので、
魅力をきちんとお伝え出来たか定かではありませんが、
素敵な装身具、
どうぞ、お楽しみいただけますように