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2020-05-28

工房火々 薮本寛之さんの工房を訪ねて

こんにちは。

とても今日もいい天気です。

 

昨日、定休日の日に、

工房 火々 薮本寛之さんの工房を訪ねて、

奈良へ行ってまいりました。

こいのぼりが風にそよいで、のどかな山間の村。

昔から変わらない風景なんだろうな。

 

道に迷っていたのを、

途中まで出迎えに来てくださる、

親切な薮本さん。

とても穏やかで、気さくな方です。

 

ついてすぐ、外に窯。

 

このあたりは標高が高くて、冬は寒いんです、

雪も積もります、

と薮本さん。

 

本当に陶芸て、すごくさらっと格好いいイメージが

あるけれど、

実際は、本当に自然とともに作る物で、

夏は暑いし、冬は寒いし、

重いし、時間かかるし、汚れるし、神経つかうし

すごく肉体労働で、

 

でも、それを超える喜びがあるんだろう。

いつも陶芸をされている方に、

すごく尊敬の念を覚えます。

 

工房に入ると、丁寧に成形された

製作中の作品が沢山並んでいました。

乾かし中。

 

釉薬の入ったバケツ。

粉引のこと、釉薬のこともすごく丁寧に

実演までして教えてくださって、

その工程を知り。

 

素焼きが終わった作品たち。

この後、また釉薬をかけて、

本焼きをして、やっと出来上がるんです。

 

できあがりの作品たち。

(画像お借りしました)

なんと美しいのでしょうか。

繊細な彫りで、粉引で、なんで

こんなに手間のかかる物を作られるんだろうと

思っていたんですが、

お会いしてみて、わかりました。

 

シンプルに、

この方は、陶芸に、どはまり、してらっしゃるんだなあ・・・

 

すごい方にお会いすると、いつも

シンプルで、とても穏やかで、迷いがない。

どんな分野であっても。

そして、とても気さくで楽しい時間をくださる。

 

とてもすごい作家さんなので、

そもそもお会いできる事が不思議で

しかもお取り扱いさせていただきたいなんて、

我ながら良く言うわ・・と思うんですが、

快く、引き受けてくださりました。

 

なんと嬉しい事か・・

今年嬉しかったこと3本の指に入ります、間違いなく。

 

もっと作品の事を紹介したらどうなのか、

と思うんですが、

そりゃそれは、おいおいまた納品くださったときに

ご紹介させていただきたく、

今回は、

その、作品を見た感動だけでなく、

その工程、その方をとりまくもの。

そういったものも含めて、

作品が出来上がっていることを

この感動を

お伝えできているか、まったく謎ですが、

お伝えしようと思った次第でした。

 

お恥ずかしい文章でしたら申し訳ありません。

 

でも、陶芸に限らず、

ものづくりって、すごく地道で、毎日の積み重ねの

作業なんです。その工程と、

そこに至るまでの苦労を知れば、

ますます、そのものが

愛しく思えて、大切にほくほくと

使っていただけるんじゃないかなあ、と

思うのです。